【無職に転生 ~ 就職するまで毎日ブログ出す_15】【本】GRIT
はじめに
こんにちは、大ちゃんの駆け出し技術ブログです。
タイトルにあるとおり【無職に転生 ~ 就職するまで毎日ブログ出す】というチャレンジをしています!!!!昨日までは就活するまで本気出すでしたが、これだとまるで就活後は頑張らないのかと思われてしまいそうで、、、大人気アニメのタイトルのまるパクリチャレンジです。
RailsやらRubyやらSQLやらその他Webの知識やらが色々と抜け落ちているのを感じており、知識の定着のためにもアウトプットする機会を増やすためです。加えて、退職して文字通り無職に転生しましてプロニートになり、毎日時間に余裕ができたので引き締めるためにも毎日投稿を思い至りました!
【投稿内容】
- SQLの難しい処理 (副問合せ、JOINとか複雑な処理が書けない)
- Rails全般 (純粋に必要な知識が多すぎる、網羅的な理解が足りない)
- Rubyのあまり使わないメソッドや記述方法 (あまり重要ではないけど特に)
- Web知識全般 (クッキーやら、セッションやらなんとなくで理解しているものの自分の言葉で説明できない)
- 書籍 (スタートアップ企業に勤めるので、自分が会社に与える影響やパフォーマンスを高めるためビジネス書を読んでいきます。)
本日やること
本日はビジネス本からGritという本を読んだのでそのアウトプットをしようと思います。GRITとは一言で言うと「やり抜く力」と表されます。GRITはエンジニアとしてキャリアを積む上ですごい大切なマインドだと思いました。ですのでこの記事でそのマインドの大切さを広めたいと思います。
執筆の経緯
この本を書こうと思った著者の経緯を説明します。この本の経緯はアメリカの最難関陸軍士官学校である「ウェストポイント」の研究から来ています。毎年25000人の志願者からたったの1200人のみが入学することができる、倍率が20倍の学校です。ただでさえ陸軍士官学校へ入学しようと言う人は日頃から相当な努力をされているに違いありません。よってこの学校に入れるのは選ばれた才能を持つエリートのみであるはずです。
入学 = 優秀な人?
しかし、この学校の訓練は相当厳しいもので選ばれたエリートであっても相当数が途中で挫折してしまいます。せっかく倍率20倍の学校に通うことができるようになっても、最後までやり遂げ卒業する人と途中で諦める人で大きく分かれてしまうのです。しかし、優秀な人25000人の中から選ばれた2000人は本当に優秀であるはずです。2000人もいるのでそれぞれの才能に多少の優劣はあれども、その才能の差はほとんどないのではないでしょうか?なのにどうして同じ優秀な人であるはずの人たちがやり遂げる人とそうでない人で二極化してしまうのか?この違いを著者は「GRIT」の有無であることと結論づけました。
GRITとは?
改めて。GRITとは「やり抜く力」のことです。英語では「The power of passion and perseverance」となり、訳すと「情熱と粘りの強さ」となります。つまり、「やり抜く力」と理解して差し支えないと思います。
ここで上述したようにいかに才能がある人でも挫折してしまうことがあります。それに対して著者はGRITが無いために才能あるものでも挫折してしまうと言います。したがって、才能がいかにあってもGRITがなければ意味がない、つまりGRITがあれば才能がなくても才能あるものに勝てるという結論を著者はしています。
成果の大きさの公式
「いやいや、凡人は天才に勝てないよ」
こう思う人は一般的な成果の大きさを信じているからだと著者は主張します。一般的な成果の大きさとは、才能と成果は直結しているというものです。才能があるから人は成果を上げているのであり、才能がない人は成果を上げることができないという考えです。しかし、この才能と成果はかなりシンプルに捕らえられている気がします。才能があれば成果が出るというシンプルな世界であるのであれば、もはや才能のない人たちは努力してもそれが実ることがないと捉えられてもおかしくありません。
上記の考えを図にしてみました。才能は成果に直結しているという考えです。
しかし、才能と成果にはそれぞれ公式が隠されています。そもそも才能は成果に直結しているのではありません。才能はあってもその才能は果たして成果を実現するだけのものでしょうか。才能という言葉はあまりにも抽象的であり、もっと別のものが成果をあげていると思います。
ここでふさわしい言葉としては「スキル」が成果につながっていると著者は言います。スキルとは才能によって生まれるものです。しかし、才能があるだけではスキルは生まれません。才能があり、その才能をスキルにするまでの努力が必要です。そしてその努力こそGRITです。才能があるとはいえ成果を出すためにはそれ相応の努力の時間が必要であり、それによって高いスキルが生まれます。スキル=才能×GRITなのです。
加えて成果を上げる際にもGRITは大切です。成果を上げるためには恵まれた才能と弛まぬ努力で獲得したスキルを持って、さらに弛まぬ努力で成果をあげようとしなければなりません。同じスキルを持っている人でも成果をあげている人とそうでない人がいます。それは、そのスキルを持ってさらに諦めない努力をしたかどうかです。よって成果=スキル×GRITです。
著者の意見では才能よりGRITが成果を出す上で重要と述べています。才能ももちろん大切です。才能があればあるほど成果を出すためのスキルが生まれやすいです。凡人と才能ある人が同じ時間努力すれば才能ある人が高いスキルを持ちます。しかし、努力しなければ才能がある人でも十分なスキルにはなりません。よって、スキルはただの習得の速さでしかなくGRITがあることの方が重要性は高いです。さらに、スキルも成果もGRITによって生み出されます。よってGRITは成果を上げるまでに2度影響します。その点を踏まえてもGRITは才能よりも重要となります。
GRITの伸ばし方
さらに嬉しいことにこのGRITは努力で伸ばすことができます。才能は天性的なものであり、努力しても才能を変えることはできません。しかし、その才能より重要なGRITを伸ばせることは凡人である自分にとっては吉報でしかありません。本の中では多くの方法が紹介されてますが、本記事ではかなり要約して紹介していきます。
GRIT は努力ではない
ここまで紹介してきてなんですが、GRITとはただがむしゃらに努力をしまくることではないということだけ言っておきます。努力をするにしてもそれは考え・思考を持って戦略的に努力をしていくことが求められます。
そして、その努力はスキルの熟練度で負荷を決めていくのがいいとされています。熟練度が初期、中期、後期の段階で努力の戦略は全く大きく異なります。ここを意識しないでただがむしゃらに努力することでは、才能人たちより高い成果を得ることはできません。
GRIT初期 (才能×努力のはじまり)
まずは0の地点からスキルを生み出していく段階です。この段階で重要なことは興味あることを好きにする段階です。興味があることに対して途方もない努力をするのではなく、興味があること状態を好きである状態にすることが大事です。誰しもが最初は興味本意で始めます。その興味は後に大きな成果につながるかもしれません。例えば、今やチャンネル登録者数1000万人を超えたヒカキンさんでさえ、最初はほとんどチャンネル登録者数が伸びない、YouTubeでビートボックスを演奏するYouTuberでした。しかし、YouTubeの活動を楽しみYouTubeが好きになりいろいろなYouTube活動をされた結果、チャンネル登録者数1000万人という大きな成功を達成しました。
ヒカキンさんがここまで成功したのはYouTube活動を楽しむことにフォーカスされたからだと思います。つまり、動画を何本も週に無理して投稿し続けるのではなく、無理せずに弱ストレスで動画投稿をしていたのです(多少無理はしていたかもしれませんが、、、)。これが強ストレスで毎日投稿をずっと続けていたら大変負荷が強くYouTubeをやめていたかもしれません。最初から好きでないものに対して強ストレスで取り組んだら、簡単に挫折してしまいます。ましてや後々成果につながったかもしれない興味あるものを諦めてしまうということにさえなってしまうのです。よってスキルにしていくことを意識せずそれ自体を楽しむことから始めます。なのでハードルは下げて楽しむことに集中しましょう。
GRIT中期 (才能 × 努力のゴール)
中期段階では好きになったものを成果が出せるスキルに仕上げていきます。いつまでも弱ストレスで楽しむことに集中するわけにもいきません。弱ストレスを強ストレスにして成長速度を早めていきます。ここで成長速度を上げるために必要なものとして、「意図的な練習」というものがあります。
意図的な練習とは「ストレッチ目標」を立ててそれに向かって努力することです。ストレッチ目標とは弱点克服のための難易度が高い目標のことです。例えば、自分の好きなことが本を読みこのようにブログにアウトプットすることだとしましょう。この時本を読むスピードが遅いとその好きなことは低いスキルのままです。そこで、本を読むときに制限時間を3時間と設定して読み切るというストレッチ目標を立てます。それにより負荷の高い努力ができ、また弱点克服という意味のある努力であるため、スキルを高める上で最適なストレッチ目標と言えるでしょう。このような弱点克服のようにスキルを高めるために変化を意図した練習があるかないかでそのスキルの成長は大きく違ってきます。
GRIT後期 (達成の最大化)
いよいよ成果を生み出すためのスキルを獲得しました。これを成果に繋げます。しかし、前述した通り成果を出すためにも粘り強い努力が必要です。そしてその成果はすぐには出ません。継続的に努力していくことが必要です。
ここで重要なことは、スキルを持って誰かの役に立つ方法がないかを探し、見つけたらそれに向かって努力することです。この人に影響を与えることを目標とした努力を自己超越目標と言います。獲得したスキルで成果をあげようと思ってもそれが結果につながるかわかりません。時間を費やしたのに成果が出なければやる気を失い挫折してしまいます。せっかく獲得したスキルが無駄になってしまいます。
なので、誰かのためにスキルを役立てることは継続的な成果につながります。その成果が小さくても成果は生まれるので成功体験を手に入れられます。そして、さらなる成功体験を手に入れるために努力を続けます。自己超越目標を達成し続けることで継続的な努力(GRIT)を可能にするのです。
終わりに
次回はまたRailsあたりに戻ります。