大ちゃんの駆け出し技術ブログ

RUNTEQ受講生のかわいいといわれるアウトプットブログ

【書籍】世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

はじめに

みなさんこんにちは、大ちゃんの駆け出し本紹介ブログです笑

本日はいつもの技術的なアウトプットとは違い、本の紹介をしようと思います。現在就職活動中で本を読む機会があるのですが、アウトプット派としては読んだ本をアウトプットせずにはいられないなと!

今回紹介する本は【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】です。これは自己分析で悩んでいる人、やりたいことがわからず迷走している人に是非読んでいただきたい一冊です!

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著者について

著者は八木仁平さんという自己理解のプログラムを運営されている社長さんです。

会社概要 | ジコリカイ

なぜこの方が自己理解に関するプログラムを運営されているのかというと、著者の原体験に理由があります。

学生時代にコンビニバイトをしていたそうなのですが、かなり短期間でクビになってしまったそうです。というのも、コンビニバイトに対するモチベーションがなく、全くやる気がなかったそうです、、。

次にブロガーとして活動するとブログは大成功、学生なのに年収は1000万と自分からしたら非常に羨ましいと思いました。しかし、次第に「なぜブログを書くのだろうか」とモチベーションの源泉がないままブログを必死に書き続け他結果、最終的に鬱になってしまいました、、。そしてブログを書くこともやめてしまいました。

そんな中著者はあるとき自己理解についての記事を読み、次第に自己理解に対する興味が湧いていきました。それが最終的には現在のように自己理解プログラムとしてビジネスができるほどになっています。

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著者は過去のコンビニバイトとブロガーの原体験をもとに自己理解について研究しました。そして、自己理解で本当にやりたいことを見つけることは簡単な公式に当てはめれば誰でもできるものなのだということを発見します。この記事ではその公式を重点的にご紹介します。

結論

先に公式の結論から述べます。本当にやりたいことの見つけ方は以下の公式に当てはめれば誰でも簡単に見つかります。

本当にやりたいこと = 好きなこと ✖︎ 得意なこと ✖︎ 大事なこと

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図で分かる通り公式には3つの変数があります。

  • 好きなこと
  • 得意なこと
  • 大事なこと

この変数を全て当てはめて3つが共通している部分が本当にやりたいことになります。

本では、【大事なこと → 得意なこと → 好きなこと】の順番で変数を当てはめていくべきだと述べられているので、大事なことから紹介していきます。

大事なこと

大事なこととは何でしょうか?

それは人生をどういきたいか、つまり人生の目的は何なのかということが大事なことです。いきなり壮大ですね笑でも、誰しもが無意識のうちに人生の目的を持っているものなんです。ここでいう人生をどういきたいかは「あなたの価値観」と置き換えればわかりやすくなると思います。

例えば、以下のような例は全て人生の目的です。

  • 自由に生きたい
  • 人を楽しませたい
  • 人に優しく生きたい

限りある人生の中で何を成し遂げていくのか、何をしていたいのか、何が幸福であるか。それらは決まって各々の心中にあるものであり、あなたの価値観となっています。その価値観があなたが譲ることができない大事なことなのでしょう。

なぜこの価値観を見つける必要があるのかというと、この価値観があなたの仕事の目的を定義するからです。この価値観を自分と他人に与えることが仕事の目的になるのです。

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「??????」

疑問に思った皆さん、ちょっと待って。説明します。

この価値観を自分に与えるのはすごくわかりやすいですよね。例えば、「人を楽しませたい」人が仕事をしているときに人を楽しませれたら、それはその仕事が自分の価値観を満たしてくれていますよね。自分の価値観がそのまま仕事の目的になっています。

では価値観を他人に与えるとはどういうことでしょうか。

価値観を他人に与えるとはつまり、あなたが大事にしていることと同じ体験を他人にしてもらうということです。例えば、上述した「人を楽しませたい」人はなぜ人を楽しませたいのでしょうか。おそらくその人はその人が楽しんでいる時がいちばん人生が充実していると考えてるから、人を楽しませたいとおもっていると予想できます(誰しもがそうではありませんが、、)。だからこの人生が充実している状態を他の人にも届けたい、だから人を楽しませたいという価値観の元仕事をするのです。これが価値観を他人に与えるということです。

著者の自己理解の例を使って説明すると、下の図のようになります。

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自己理解を知り好きなことに夢中になる人生が大事なことであることを知った著者は、仕事では好きなことを仕事にし続けるという目的で自己理解を仕事にし、自分と同じように好きなことに夢中になる人を増やすために自己理解プログラムを運営しています。

大事なことが他人への仕事の目的になる感覚は実のところ自分もあまりよくわかっていません。。。ですが、自分の大事にしている価値観の源泉が他の人にも体験していただけるのであれば、それは非常に嬉しいことなんだと思います。

得意なこと

大事なことの理解はめちゃくちゃ大変だったと思いますが、得意なことは非常に単純明快なものです。

得意なこととは「無意識の癖」です!

「??????」

待って逃げないでお願いだから。

「得意なことが無意識の癖?得意なことって運動とか音楽とかそういう才能じみたことなのかと思うのですが?」と自分は最初思いました。著者が言う得意なことは才能ではなく、普段無意識でやっていること全てなのだそうです。

例えば、

  • 右手で字を書く
  • 慎重に行動する
  • 自分から勉強する意欲を作れる

これらが全て得意なことになります。言い換えるならば、「やっていて苦しくないこと」なのだそうです。

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やっていて苦しくないことってすごく大事な視点です。つまり、自分は当たり前にできているのに、他の人は当たり前にできていないということです。

例えば、自分は毎日勉強時間を現在当たり前のように確保しています。しかし、他の人がこれをできるかと言ったらそうではないです。勉強嫌いで毎日だらだら過ごす人もいます。このように自然に自分がやっていることをリストアップしましょう。

得意なことを見つけることで何が分かるのかと言うと、あなたにとって適切な職業、業務内容が決まります。例えば、慎重に行動することが無意識である人が下記の図のどちらの業務が適切でしょうか?

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慎重な人がスピード感のある業務をやるのであればそれは適切ではないでしょう。慎重に行動することが無意識のうちに行動しているのに、それを意識的に変えなければならないのですから。逆に性格を求められる業務は適切と言えるでしょう。

このように無意識の癖をリストアップすることで職業や業務内容が明らかになり、あなたに適したポジションが何なのかが明確になっていきます。


得意なことの補足

ここで本にはなかった自分の意見なのですが、自分は無意識にできているもの = 習慣化できているものと定義しました。

自分は習慣化する取り組みを過去何度か行ったのですが、習慣化できたものと習慣化できなかったものがあります。

習慣化できた

  • 毎日プログラミング勉強
  • ブログのアウトプット

習慣化できなかったもの

  • 毎日料理をする
  • 超早起き(5時ぐらい)

毎日料理をするなんて他の人にとったらお茶の子さいさいだと思うんです。でも自分はできません笑。逆にブログのアウトプットを嫌ってやらない人もいるでしょう。でも自分はできます!ドヤ!

このように習慣化できたものと習慣化できなかったことを分別し、習慣化できたものを分析すると、いろいろな無意識の癖が出てきます。例えば、毎日プログラミング勉強が苦しくないのであれば、「勉強を続けることが苦しくない」、「何かを作ることが苦しくない」といったたくさんの苦しくないことが見つかります。これが無意識の癖ということでしょう。

このことから、習慣化に取り組むことで失敗することはメリットと考えるようになりました。なぜなら、習慣化できなかったものは「やっていて苦しいもの」であり、苦手なこととして割り切ることができるからです。なのでいっぱい習慣化に取り組んでみましょう!失敗したらそれはあなたの得意ではないことです。

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好きなこと

これはいちばん単純明快ですね。興味を持ち続けられるもの、疑問が次から次に湧いてくるものが好きなことです。

好きなことを仕事にすればモチベーションは無限に湧いてくるものです。仕事をしている時も楽しいですし、働くことが楽しくてやめられません。

お金を目的にして仕事をする人はここが弱いです。何のために仕事をしているのかわからず、モチベーションがわきません。かえって苦しいです。

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でもこれって当たり前のことですよね。自己分析の本とかネットの安直な記事にもありそうです。

しかし、著者はここでも従来の自己分析とは異なる好きなことを定義しています。好きなことは疑問が湧いてしかたないことですが、それは今そうでなくても良いということです。なぜなら、今好きでないものは将来的に好きになるかもしれないからです。

好きでないものが好きになるためには一定の時間、情熱が必要です。ある程度時間を費やして、それ以降もやっていて飽きないものが好きなものになります。

例えば、私は現在プログラミングを勉強していてかなり好きになり、現在も勉強をしています。しかし、最初は本当に理解できず、意味もわからず、なんだこれとめちゃくちゃストレスでした。エンジニアは皆最初そうだったに違いありません。しかし、プログラミングを勉強していくうちにある程度理解を深めていきプロダクトを完成させるまでに至ると、プログラミングが好きになりました。好きなものはこうして変わっていくのです。

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本当にやりたいことを仮説する

好きなこと、得意なこと、大事なことを見つけたとはそれを公式に当てはめます。まずはやりたいことをリストアップします。やりたいことは好きなこと ✖️ 得意なことです。

面白いことはどこかの要素が共通していても、他が違えばやりたいことは違ってくるということです。例えば、著者のように自己理解が好きでも得意なことが人に寄り添うことであればやりたいことはカウンセリングとかの1対1の仕事になります。

このようにやりたいことをリストアップした後は大事なことと合わせて、そのやりたいことが自分にあっているのかを確認します。このように、やりたいことに大事なことを掛け合わせることで本当にやりたいことが見つかります。

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ですが、本当にやりたいことが見つかったとしても、それは仮説です。実際にやってみて違ってしまう場合もあります。それは、3つの要素の何かが間違っているからかもしれません。なぜなら、3つの要素はあなたの考えであり、あなたしかわかりません。だからこそ、本当にやりたいことが見つかってもそれはあくまで仮説なのです。だから、その仮説を検証するために就職、転職、起業をするのです。

結論

結論を再び載せますが、

本当にやりたいこと = 好きなこと ✖︎ 得意なこと ✖︎ 大事なこと

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そして各要素に関してはざっくりですが

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という感じになります。

終わりに

自己分析で迷っているかたや人生で迷走している方にとてもお勧めできる一冊です!本当にやりたいことを見つけてもっと幸せに生き続けることができますように。