大ちゃんの駆け出し技術ブログ

RUNTEQ受講生のかわいいといわれるアウトプットブログ

【無職に転生 ~ 就職するまで毎日ブログ出す_26】【書籍】東大読書

はじめに

こんにちは、大ちゃんの駆け出し技術ブログです。

タイトルにあるとおり【無職に転生 ~ 就職するまで毎日ブログ出す】というチャレンジをしています!!!!昨日までは就活するまで本気出すでしたが、これだとまるで就活後は頑張らないのかと思われてしまいそうで、、、大人気アニメのタイトルのまるパクリチャレンジです。

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RailsやらRubyやらSQLやらその他Webの知識やらが色々と抜け落ちているのを感じており、知識の定着のためにもアウトプットする機会を増やすためです。加えて、退職して文字通り無職に転生しましてプロニートになり、毎日時間に余裕ができたので引き締めるためにも毎日投稿を思い至りました!

【投稿内容】

  • SQLの難しい処理 (副問合せ、JOINとか複雑な処理が書けない)
  • Rails全般 (純粋に必要な知識が多すぎる、網羅的な理解が足りない)
  • Rubyのあまり使わないメソッドや記述方法 (あまり重要ではないけど特に)
  • Web知識全般 (クッキーやら、セッションやらなんとなくで理解しているものの自分の言葉で説明できない)
  • 書籍 (スタートアップ企業に勤めるので、自分が会社に与える影響やパフォーマンスを高めるためビジネス書を読んでいきます。)

本日やること

本日はまたプログラミングではなく書籍のアウトプットになります。対等るの通り【東大読書】という、東大生などの地頭がいい人たちが行っている読書法について紹介されている本です。読んだ大感想としてはかなりアウトプット大全と内容が重なるところがあるなと思いました。また、実践方法もアウトプット大全のように今からでも実践できる方法が凝縮されているので、今日から読書するときなどにやってみるといいと思います!

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著者の紹介

著者のお名前は「西岡壱誠」さんという方で当時現役の東大生が書かれた本です。「えー、東大生なんで元々頭いいからその人たちの方法なんて凡人の私たちができるの??」なんて思われるかもしれませんがご安心ください。こう言ってしまっては失礼なのですが、著者自身も実は高校三年生までは偏差値35というかなり成績の悪い学生だったそうです。ですので、著者自身も元凡人であるからこそ凡人でも使える読書術ですので安心してください。

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本の構成

本の構成ですが、読書前、読書中、読書後と段階的に使えるテクニックを紹介しています。全て説明するのは大変難しいので、ギュギュっと凝縮して各段階で一つずつテクニックを紹介したいと思います。取り上げる各テクニックは下記になります。

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読書前

著者である西岡さんは以下のように断言します。

「読書前の準備でその成果は9割決まる」

なんと読書前になにをするかによってその読書から得られる成果はほとんど決まるというのです。ここでいう準備ですがさほど手間がかかる準備ではありません。その本での興味・関心ごとを具体化しておくことが準備になります。これをすることで脳が必要な情報を手に入れるための準備ができます。この脳が興味・関心ごとに対して準備されている状態のことを著者は「メンタルマップ」と呼んでいます。

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メンタルマップ

この脳が興味・関心ごとについて準備している状態によって、それに関連する情報を取得することが容易になります。文字が大量にある本の中から、興味がある情報を取得することが容易にできるので読書の成果は非常に上がるといいます。

具体例を出して説明します。皆さんはYouTubeは視聴していますか?YouTubeのトップページでは自分がよく見るチャンネルや今ホットな動画などが表示されていると思います。このトップページはたくさんの動画のサムネイルで埋め尽くされており非常に情報量が多いのですが、ここでみなさんが目に入るのは最も関心ごとのあるサムネイルや文字などではないでしょうか。これは脳の中で興味が何であるかが明確に決まっているため、それに関連している事柄を自動で目で追ってしまっているわけです。なので興味関心ごとにを理解しておく事は、それに関連した情報をキャッチするような仕組みを脳に与えることができるのです。

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メンタルマップを作成

読書でこのメンタルマップを作成する具体的な方法として、3つのことを明確にしてメモにして本に挟んでおくことが挙げられています。

  • なぜその本を読むのか?(目的)

なぜその本を読もうと思ったのかを明確にしておきます。本を読む人の中には「人気だったから」「売れていたから」という理由で読書をしてしまう人もいますが、それでは興味関心が薄くメンタルマップが作成できません。しっかりとこの本の読む目的が何であるかを明確にしておくことは脳に準備をさせる上でとても重要です。なんとなくはだめです。

  • その本から得たい知識は?

目的を決めたら次はその目的を達成するために必要な知識を細分化します。そして、その知識が得られそうな箇所を目次から探しメモしておきます。読む箇所としてはそれだけで十分です。よく本は全部読もうとする人がいますがそれでは覚えきれません。得たい知識が書いてありそうな箇所に目星をつけて、その項目だけを読めるようにメモしておきます。

  • その本を読んだ後どう変化していたいか?

その本を読んだ後どうなっていたいのかを明確にします。目的が叶ったらどうなっているのかを書くので目的が具体的であればすぐにかけると思います。ここで読書後の変化を書く理由としてはどこで読書を終了するのかを準備できるためです。本で得た知識を使って自分が読書後に思い描いていた自分になれているのであればそれはもうその本からは十分に知識を得たという指標になります。

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読書中

読書中に行うテクニックとして、2つの本を読むことが挙げられています。ここで2つの本は必ず類似している内容にします。例えば、今回読んでいる本であれば以下の本と組み合わせるといいと思います。

ここで内容が同じである本を読むことにメリットとしては2つあると西岡さんはおっしゃっています。

  • 客観的思考力が身につく
  • 質の高い復習ができる

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客観的思考力が身につく

客観的思考力とは一つの意見に囚われないことです。一つの本だけで読書をしてしまうと、その著者1人の意見 = 真であるということを鵜呑みにしてしまいます。著者の意見を取り入れることしかできないため、インプットの質も高くないです(受動的インプット)。しかし、二つの類似した本を読むことで本同士の意見を比較することができます(能動的インプット)。これにより、1人の著者が行っていることを鵜呑みにせず別の著者では別のことを言っているのか、またはそれに付随する意見を述べているのかを確認することができます。この二つの意見を比べる本の読み方を検証読みと著者は行っています。

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検証読み

検証読みと聞き慣れないことですが、実は普段日常で私たちはこれをやっています。それは「ググる」です。検証読みとはつまりググることです。

例えば、英単語の勉強をしているとします。わからない発音が出てくるとその単語の発音がどんなものなのか確認しますよね。そうすることで正しい知識かどうかを確認します。これは検証読みでも同じことをしています。片方の本が正しいかどうかを確かめるために別の本でググって確認しています。なので全く私たちがしたことがないことかと言われると実はそうではないのです。

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質の高い復習ができる

二つの本を同時に読むメリットの2点目は「質の高い復習ができる」ことです。人は1日で74%のことを忘れると言います。エビングハウス忘却曲線というグラフがあり、多くのこととを忘れてしまうようにできているのです。そしてこの曲線を緩やかにする方法が復習です。

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そして二冊の本を読む事は非常に質の高い復習です。同じ本を繰り返し読むよりも、違った文脈で復習した方が記憶に定着するのです。具体例としては、バイト先でよく来る常連のお客さんがいるとします。このお客さんへの印象は「ただの常連客」です。しかし、街中でこの人を見かけると途端にこの人への印象が強くなると思います。このように同じ内容でも違ったコンテキストであればより人は記憶できるようになっています。言い換えるとこれは、最も質の高い復習は「同じようなことが前にもあったという感覚」です。

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読書後

読書をして当初目的としていた知識も得たので満足したで終わりにしてはいけません。必要な箇所だけを読んだとしても、得た情報量は非常に膨大であるはずです。この膨大な情報を要約してより自分が覚えたことが何だったのかを明確にする必要があります。

要約とは著者の補足を取り除く作業です。イメージとしては魚のみを取り除く作業が合っていると思います。魚の骨の部分が主張部分ですのでそれに関連する補足部分などの魚の身を取り除くというのがわかりやすい例えなのかなと思います。

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要約の意義

要約って時間かかるし意味あるのかなと思うかもしれませんが、非常に効果的な作業です。むしろ今まで時間をかけて本を読んだことが要約をしないことで意味がなくなってしまいます。

これまで長い時間をかけて読んだのでもう十分知識は定着していると思うかもしれませんが、実はそうではありません。確かに読書を通して膨大な情報には触れました。しかし、この知識はただの知識であり、それをどう応用するかまでは本に書いてありません。それはあなた自身が決めることです。その膨大な情報から使える知識を取り除き自分の生活にどう応用するのかをまとめることで初めて得た知識は意味がある使える知識となります。

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要約の流れ

要約の流れとしては以下のようになります。

まず一章の中からその章を具体的に表している文を見つけます。そしたら、その文を30字以内で書き換えてください。やってみればわかるのですが30字はすごく短いです。何万字にも渡って書かれている章をたったの30字にするのですから。ですが、心を鬼にして削れるだけ削りましょう。これを各章ごとに繰り返し最後にそのまとめたものを140字で要約してみてください。これで本の要約は終わりです。要約を見据えて本を読むのであれば、読書中にその章を表していそうな部分をマークしておきましょう。

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終わりに

東大読書と言ってもマインドマップの作成、2冊読むこと、要約などは誰しもができるテクニックです。この本の中で紹介されているテクニックはほとんどが同様に誰でもできるものです。本を読むことだけに集中するのではなく、その本をどのように活用するか、何が目的であるか、どう復習するかをしっかりと決めた上で読めば、きっとこれまでの読書とは比べ物にならないくらい記憶に残る読書ができるのではないでしょうか。